前回あらすじ
アディスアベバからアルバミンチへ
早朝
バスターミナルに来た。
エチオピアでは
夜行バスが禁止されているので
早朝にバスに乗って1日が潰れる事がある。
夜行バスなら宿泊代浮くのに。
何台かバスが停まっていたが
別のバスだったので待っていると
お目当てのアルバミンチ行きのバスが来た。
安定のセラームバス
中国語が書かれているので
おそらく中国製のバス。
早朝5時
バスはアルバミンチに向け出発した。
乗り心地は今までのよりかは良いが
気持ち悪くなった。
やっぱり道が悪いからかな。
お昼頃、休憩のため停車した。
↑
体重計を持ってる少年
海外ではこの様に体重計を持った人をよく見かける。体重測ってなんぼか渡すという商売。
バスの中で水とビスケットが配られた。
エチオピアのサッカーチームのユニフォームを着てる少年はよく見かける。
またバスは走り出した。
長いエチオピアの山道を
数時間後、アルバミンチに到着。
アルバミンチからコンソへ
ちゃんと連絡が行っていたのであろう。
若い黒人がこっちによってきて、
案内してくれた。
確認を取ったが、
やはり昨日のマリアの知り合いの仲間だった。
とりあえず乗車した。
しかし、先ほどの男性が運転するのでは無く
別の黒人の兄ちゃんが運転するらしい。
そして何故か
もう1人アシスタントとして乗るらしい。
↑
アシスタント
俺ら3人を乗せたバンがアルバミンチを出発した。
走ればすぐ町から大自然に出てくる。
アルバミンチからひとまず、
コンソという場所に向かう。
そしてコンソで1泊してから
朝にムルシ族の村へ訪問する予定だ。
ずっと大自然が広がる。
すごい景色や。
アフリカって感じの
想像通りの景色。
途中、集落?っぽい所に止まったら
バナナを持ったエチオピアの女性達が
車にバァーと駆け寄ってきた。
バナナが大好きな俺は
10ブルを差し出し
貰うとすると
一房分くらいで10ブルなのか、
数本10ブルなのかよく分からんかって、
一瞬戸惑ったら
運転手がガッと手を伸ばして
おばちゃんの持ってるカゴを取って
一房分くらいをバサッて車の中に入れてくれた。
そして車はそそくさと出発した。
たぶん俺らが外人(運転手とアシスタントはエチオピア人)やと分かったから
10ブル貰ったけどケチろうとしたんやと思う。
それを運転手が分かったし、俺がどうしたらええか分からんような感じやったから強行的に
取ってくれたんやと思う。
ええのこんなに?って言うたら
10ブルやったら
カゴのバナナ全部や。って。
ええとこあるやん!
運転手!
ほんで、
このバナナがまた美味いこと!
もーめちゃくちゃ太いし
めっちゃ甘みがあるし
すごい。初めて食べた。
こんな美味しいバナナ。
エジプトでも、
エチオピアでもバナナ食べてるけど
ここのバナナが1番美味しかった!
運転手が結構バナナ貰ってくれたから、
皆でバナナを分けた。
何時間も同じ光景の中を走り続けてた。
食べ終わったバナナの皮をどうしよかな〜って思ってたら
ドライバーが窓から捨てろ!と。
えー、嫌やわぁって言うたら
ここはエチオピア。
ゴミはポイ捨てして普通。
バナナの皮はロバとか動物が食べよるから
窓から捨てる方が良いねん。ってさ。
なるほど。
ポイッ
たまーに人や牛やヤギがいる。
ずーっとこんな景色やから飽きてきた。笑
ながーい時間があるから
いろーんな事を考えさせてくれる。
色々考えさせられる。
色んな世界見て。
冗談抜きで俺は成長してるし、成長したい、大きくなりたい、って思ってる。
考えてる事、
それが正しい事かもわからへんし、
間違ってるかもわからへん。
答えなんてないし、
俺が正解やと思ったら正解。
間違えてたら後で気づくやろう
あ〜エチオピア。
Wi-Fiは終わってるから、
お金払って買ってる。
不便やな。
でもWi-Fiギンギン、どこ行っても不便せーへん
エチオピアも何か嫌かも。笑
たまーに、日本の事を思う。
日本に帰りたいって思いより、
日本って国を行きたい!って思いになってきてる(笑)
いかに日本は世界と違うか。
それが良さでもあるけど。
世界は広い。広大。壮大。
アフリカに来て、やっと感じた。
東南アジア、ヨーロッパではあまり感じれなかった。
旅を初めて、ヨーロッパ、東南アジアでも毎日のように物乞い、乞食に会ってたけど、
アフリカは少し悲しいよ。