前回あらすじ
オカンからの一通のLINE
ヨーロッパのバスは無料Wi-Fiが付いてるのが多く、バス停に着いてからバスのWi-Fiを拾ってケータイを触っていた。
するとオカンから一通のLINEが、、、
元気ですか？スペイン？と
安否を確認する文と共に、
突然祖父が亡くなったという事を知らされた。
頭の中と心が急にザワつき始めた。
え、どうしよう。このタイミングで、、、
確かに容態は良くないとは知っていたが、
まさか海外にいる時に亡くなるとは、、
頭に浮かんだのは
一時帰国
帰るべきなのか、このまま旅を続けるべきなのか、、、
今から頑張ったら日本にすぐに帰れるんかな。
スカイスキャナーで日本行きのチケットを調べてた。
どうする事もできひんかった。
心がずっと落ち着かなかった。
気がついたら涙が出てた。
オカンにどーするべきかな。って言ったら
あんたは海外おるから何もできひんやろ。
日本に向かって拝んどき。
と、返信が来た。
余計に泣いた。込み上げてきた。
何もできひん。
どーする事もできないこの状況に1人、
ミラノのバスターミナルで泣いてた。
確かに何もできひんからこそ、
逆にこの返信で救われた。のかも。
声が出るほど泣いた。
人がいるから我慢しよって思っても、
涙は溢れてきた。
もちろん周りは全員外人。
あぁ、昨日までパリのドリームハウスで余裕の日々を過ごしてたのに、、
1人の時にかぁ、、、
バスの乗車時間が来て、一番後ろの席に座った。
やはり我慢する事ができんくて、
一番後ろの席で大泣きした。
なんていうか、
日本で誰かが亡くなったって聞くのとは
はるかに違った。
ただただ、もどかしかった。
もしかしたら、これからアフリカとかで俺に襲いかかる危険から身代わりになってくれたんかな？とか、考えたけど
なんぼ考えても
気分はブルーやった。
長い間大泣きした後、放心状態やった。
この日ばかりは、
いつも腰に装着してるシークレットポーチ(貴重品を入れて見えないように腰にまくポーチ)も
しんどくなって、サブバッグへ入れた。
いつもの俺からは考えられないほど、
警戒心が無かったというか、
油断していたというか、
隙だらけやった。
結果的に
この状況が最悪の事態を生むとは、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↓ポチッとよろしくお願いします❤️僕のページが多くの人に見てもらえるシステムです😆
にほんブログ村 - 人気ブログランキングとブログ検索
